只今午後１３：５０分。５時間目が始まるチャイムがなりました･･･っと。

５時間目は数学･･･。先生キモいし詰まんないからサボり。

天気もいいし･･･屋上で空でも見てるか･･･

「･･･あれ･･･？？」

先客が居た。同じクラスの･･･鷹機鉄哉。あだ名は『テツ』

空。

昼休みから居なかったし･･･コイツの場合此処で寝てたんでしょ。

「･･･、授業出ねぇの・・・？」

「んー、面倒くさい。」

「･･･ダメじゃんか。」

「アンタもね。」

「・・・ふーん・・・」

「つか煙草止めてくんない？風向きで副流煙が直撃するんだけど。」

「･･･やだ。」

テツは中３なのに煙草吸ってる。

授業にもあまり出ないし･･･。

出るのは、決まって天気が悪い日くらい。

天気がいい日は屋上に行ってる。

こーゆーのを不良って言うんだわ、絶対。

「ねぇ、テツ。」

「･･･何？」

「アンタってさ、何で天気がいい日はいつも此処にくるの？」

「・・・多分、が此処に来た理由と一緒だよ。」

「・・・空･･･見てるの？」

「・・・そ。此処に来ると・・・このデカい空が全部俺の物になったような気がすんの。」

「空、がねー・・・」

「・・・、ちょっと手ぇ貸して？」

「え・・・？ひゃあっ！！」

「・・・な？こうすると、空が捕まえられるだろ？」

指で四角をかたどった窓からは･･･蒼穹に広がる空があった。

鮮やかで、透き通った青と･･･それに映える純白の雲。

「・・・･･･？」

「・・・・・・えっ！？な、何っ！？」

「・・・いや、何でもねぇよ・・・」

「・・・・・・っ」

・・・どうしよう・・・何かドキドキする・・・

テツに手を握られてるから・・・？え、もしかしてアタシ・・・

テツのこと・・・好きになっちゃった・・・？

「・・・、大丈夫・・・？」

「・・・え？」

「・・・顔、真っ赤だけど･･･」

「えっ、いや・・・ちょっと朝から熱っぽくて・・・風邪かな・・・」

・・・とっさの嘘。熱なんて有ったら学校なんか来ないもん。

「・・・マジでか・・・保健室言ったほうがいいんじゃねーの？」

「いや・・・大丈夫・・・だから」

「・・・でも・・・」

「・・・もうちょっと・・・このままで居たい・・・。」

「・・・・・・」

・・・何言ってんだろう、アタシ。

きっと・・・変な女だと思われたよね・・・

「・・・いいよ、別に。」

「・・・・・・テツ・・・」

「・・・それより、寒く・・・ないか？」

「・・・大丈夫。」

「・・・そか。」

・・・テツは、放課後までずっとアタシを抱きしめててくれた。

教室に戻ると先生に滅茶苦茶怒られて、空が黒くなったときにやっと帰された。

「テツ。」

「・・・ん？」

「・・・ありがと。」

「・・・風邪、早く治せよ？」

「・・・うん。」

＋後書き＋

夢初挑戦〜。しかもオリジの（笑）

よくわかりませんね。つか女の子が難しすぎる・・・

もう後書き書くのも馬鹿臭くなってきました（ぉ）

次は王子とか作ってみるかなー（懲りないな）